エコステージとISO14001の違いは?
ISO14001はISO(国際標準化機構)によって発行されたものです。モノが自由に流通するための「貿易障壁の除去」を目的に、「規格の世界的統一」に向けて1995年にWTO/TBT協定が締結され、それに付随してISO9001、ISO14001は発行されています。日本ではJAB(財団法人 日本適合性認定協会)がISOに関連する業務を掌握しています。どちらも環境のマネジメントシステムですが、エコステージとISO14001のどちらを取得するかは、貴社の経営方針、取引先等によってメリットが異なってくることでしょう。
エコステージを導入するメリットは?
エコステージを導入をきっかけとし、マネジメントシステムを確立し継続的に効率よく運用することで経営力アップが図ることができます。
貴社のグリーン調達とアカウンタビリティ(説明責任)を推進するため、取引先を含めた環境経営を評価・支援します。形式よりも中身と効果に重点をおいた "エコステージ評価" を通じ、ステップbyステップで「システム」と「パフォーマンス」の継続的改善を支援します。
エコステージの認証費用は?
エコステージ1、2モデル料金は、表2 エコステージ1、2評価 モデル料金表のとおりです。従業員数、サイト数、業種によって異なります。エコステージ3、4、5の料金は、個別にご対応いたします。その他、貴社のシステム構築や運用の状況により追加費用がかかる場合があります。また、旅費(実費)を別途申し受けます。
エコステージはどういう業種で取得されていて、どの業種に向いているか?
認証取得件数としてはサービス業、製造業に多く、自治体でも取得されています。エコステージは段階的な取り組みや、業種の組織の特製に合わせることの出来る、フレキシビリティを備えたシステムであり、どの業種にも向いています。
エコステージ認証を申込むには、まずはどうすればよいか?
中間法人エコステージ協会が認定した、エコステージ評価機関の中の、ご希望の評価機関にお問い合わせください。
エコステージ認証をするには、事前に何を準備しておくとよいのか?
特別な事前準備は必要ありません。詳細は、担当のエコステージ評価員が現地事前調査・研修の際に、お教えいたします。また、小冊子(1部600円)にも記載されています。
まずは簡単評価をおすすめします。
エコステージを認証取得するまでに、どれくらいの負荷がかかるか?
エコステージレベル、規模、貴社のマネジメントの状態によって異なります。例えば、エコステージ1の場合は、ISOと比較すると特に負荷は小さく、マネジメントシステム専任者等の必要はありません。初回評価まで、つまり、システムが運用されるまでは、多少の負荷がかかります。それ以降は、通常業務の一環として無駄のない取組みとなります。
ただし、拠点が複数存在する組織や、組織成員数が100名を超えるような組織では、たとえエコステージへの取り組みでも、マネジメントシステム専任者の設置をお勧めします。
エコステージ認証を取得するまでの期間はどれくらいか?
お申込み後、3ヶ月以上(通常3~6ヶ月程度を想定)のシステム運用期間と、評価の後に第三者評価委員会の審査があるため、エコステージ1で最低3~6ヶ月、エコステージ2で10~12ヶ月程度かかります。
エコステージは毎年必ずステップアップしなければならないのか?
ステップアップは必須ではありません。貴社の体力にあわせたレベルを選択できます。詳細は、担当のエコステージ評価員にご相談ください。
エコステージ認証を継続辞退することはできるか?
できます。貴社のご都合で継続を辞退する場合は、事前に地区エコステージ研究会または、直接、評価機関にご連絡ください。
また、エコステージ2から ISO14001へ移行された場合には、更新評価までの間に、認証取得企業は定期評価が免除され、3年間有効となります。エコステージ3,4,5へのレベルアップをお勧めします。
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